フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

ブログ作者にメール

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

大理古城のレストラン2

洋人街の1本南にある人民路。以前は、人民用の食堂や雑貨屋が並ぶだけの通りだったが、最近、ツーリスト相手の店が増えてきた。

 

Yunnan20080128_800_2 Yunnan20080132_800_2

 

その人民路にあるチベタンカフェ。

 

Yunnan20080133_800_2 

 

その名の通り、チベット人が経営するチベット料理の店で、料理の水準は高い。チベタンミルクティーやヤクのチーズを使ったサンドウィッチなどがおいしい。大理に古くからある店で、以前は洋人街にあったが、数年前に人民路に移転してきた。店員は、日本人には友好的に接してくれるが、漢族が行くと露骨に嫌そうな顔をする。何でだろうねえ?

 

チベタンカフェのすぐ近くにあるのが、このバンブーカフェ。

 

Yunnan20080129_800_2 

 

以前太白楼や麗江の店で働いていたイ族の老板娘が、数年前に開いた店。老板娘が作る料理は、中華、洋食、日本食など何でもおいしい。しかし、他の服務員が作ると味が落ちる。広東語を話す中国人客が親子丼を注文してうまそうに食べていたが、あんな甘い料理が中国人の口に合うんだろうか? 西洋人客でにぎわってはいるが、老板娘も服務員も英語は全く話せない。勉強する気もないらしい。

 

バンブーカフェから東に5分ほど歩いたところにある益恒飯店。

 

Yunnan20080266_800_2 

 

白族の民家を改築した雲南料理の店で、入口を入ると庭園にテーブルが並んでいる。何を食べても安くておいしい。いつも地元民でにぎわっている。私も、地元の友人と食事をするときは、いつもこの店である。大理の星空を眺めながら雲南料理を食べ、大理ビールを飲むと実に気分がいい。雲南料理の店では一番のおすすめ。

 

人民路をさらに東に歩くと太陽島がある。

 

Yunnan20080134_800_2 

 

以前は博愛路にあった店だが、再開発のため人民路に移転してきた。イ族の老板娘は、明るくていい人だが、ぶっ飛んでいる。一度も日本に行ったことがないにもかかわらず、なぜか日本語がペラペラである。老板娘が作る料理は非常においしいが、マージャンをしていると料理を作ってくれない。今はゲストハウスも兼ねており、日本人のたまり場である。しかし、ここに集まる日本人は、ある共通の目的を持っており、その目的に興味のない私のような人間には居心地が悪い。日本語の本がたくさんあり、泊まらずに食事をするだけならおすすめ。

 

大理古城のレストラン1

さて、大理について何を書こうかと考えていたんだが、大理では、毎日食っちゃ寝の繰り返しで(それが目的だったんだけど…)、観光客らしいことは、ほとんど何もしていない。ネタはあることはあるんだけど、北京と昆明の話でかなり消耗してしまったので、大理のレストラン案内という実にベタな記事を出して、お茶を濁すことにしておこう。

 

大理古城の中心にある洋人街。

 

Yunnan20080107_800 Yunnan20080110_800

 

元々は護国路という名の小さな通りだったが、雲南を旅する外国人が増えると、ツーリスト相手のカフェが集まりだした。西洋人がオープンカフェでビールを飲んだり洋食を食べる姿が大理名物となり、いつの頃からか洋人街と呼ばれるようになった。今は、中国人客の方が多くなり、洋人のいない洋人街になりつつある。

 

その洋人街に古くからある太白楼。

 

Yunnan20080108_800 Yunnan20080109_800

 

大理には日本食を出してくれるレストランが何軒かあるんだが、その中でも一番古いんじゃなかろうか。中華料理は結構おいしいが、日本料理は、なんちゃって日本料理である。何せ山奥の小さな町である。贅沢は言えん。ちなみに、以前やっていた掲示板の常連であるリリさんが、留学生のころよく通った店とのことである。

 

その太白楼の斜向いにある高麗亭。

 

Yunnan20080111_800

 

韓国人の老板が経営する老舗の韓国料理店で、今はゲストハウスも兼ねている。写真左側には、ハングルで「コリアナゲストハウス」と書いてある。いわゆる韓国人宿である。一度、韓国人の女の子とサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)を食べに行ったが、非常においしかった。そこらへんの人民用レストランよりは高いが、日本で韓国料理を食べることを考えると格安である。おすすめ。でも、大理に行って、わざわざ韓国料理を食べようって人もおらんかな。

 

北京雑感

今回、北京の町に出られるとは思っていなかったので、たかが数時間とはいえ北京の町を歩くことができたのはラッキーだった。久しぶりの北京は、何度も書いたが、やはり、空気があまりにも悪く、大気汚染の深刻さが強烈に印象に残っている。オリンピック期間中の後半には、青空が見えた日もあったようだが、オリンピックが終わり、規制が解除されれば、またスモッグが戻ってくるのだろう。このまま環境悪化が進行すれば、近い将来、北京は人の住めない町になるんじゃないだろうか。

オリンピック一色の北京だったが、下町にはいつも通りの生活があり、北京っ子の人なつっこさも以前のままだった。町全体が殺伐としている上海と違って、北京はどこかしらのんびりしている。街並みは変わっても、北京に流れるゆったりとした空気には変わりはないようだ。

オリンピック開催のため、お上が必死になってマナー向上を訴え、取締りを強化したため、大通りを歩いている限りは、お行儀の悪い人民はさほど多くはなかった。上半身裸の裸族も見かけなかった。しかし、東直門の路地裏にある人民用刀削面屋では、おっさん軍団が上半身裸で昼間からビールを飲み、「レストランなど公共の場での喫煙全面禁止」と書かれた張り紙の下でタバコを吸っていた。しばらく前に、北京市内のレストランが全面禁煙になったというニュースを読んだ記憶があるが、全聚徳など老舗の高級店ならいざ知らず、刀削面小碗1杯5元の店に出入りするおっさんには無関係のようである。

できることなら、もっとゆっくり北京の町を歩きたかったが、いかんせん今回は時間がなかった。それに、今にして思うと、やっぱり北京ダックは食べておきたかった。何せ油っこい料理なので、一度食べるとしばらくは嫌になるが、時間が経つと恋しくなる。往路の際は比較的時間があったので、一緒にいた日本人の女の子を誘って食べに行けばよかった。北京名物の煎餅など、B級グルメも捨てがたいし、いろいろ食べたいものがあるが、限られた時間の中で贅沢を言い出すときりがない。また訪れる機会もあるだろう。

さんざん文句は言ったが、やっぱり、北京は好きな町である。 

 

 

大理市市民基本行為規範

大理の新市街下関と大理古城を結ぶ4路の市バスに、こんなお説教ボードが掲げてあった。

 

Yunnan20080358_800

 

1、タン吐くな、ゴミ捨てるな

2、公共物を壊すな、張り紙落書きするな

3、花や木を折るな、緑地を荒らすな

4、下品な言葉を使うな、酒におぼれてバクチするな

5、車をみだりに停めるな、だらしない格好で道を歩くな

6、勝手に屋台を出すな、道路で商売するな

7、ウソをつくな、人を騙すな

8、見栄を張って浪費するな、ぜいたくするな

9、騒ぎを起こして人に迷惑をかけるな、ルールや法に違反するな

10、姑息で邪悪なことはするな、迷信活動をするな

 

全て「不(~するな)」で統一されている。すなわち、ここから「不」を取り除いたものが、大理市民の特徴ということだ。たしかに、1~10まで、全ての項目に心当たりがある。しかし、これって、何も大理に限った話ではなく、中国どこに行っても当てはまるんじゃなかろうか?

バスに乗っている乗客がこのお説教を読んでいる光景は、一度も見たことがない。あの人民が、お役人のお説教に素直に耳を貸すはずなどない。この国で一番たちが悪いのはお役人だからである。こんなもので人民のマナーが向上するなら、中国はもうとっくにマナー先進国である。

こんなものを見て喜んでいるのは、私のような中国おたくくらいのものである。大理市人民政府と交通局は、私を喜ばせるために、わざわざこんなお説教ボードをバスに設置してくれたのだろう。実に親切な国である。

 

ちょっとだけ北京の旅7

北京→大阪の便は、3時間半遅れの夜8時に離陸。乗客は、待ちくたびれてしまったのか、機内は静かである。

離陸後ほどなくして機内食が出てきた。

 

Yunnan20080458_800

 

箱の中には月餅が入っていた。一応、国際線だからか、そんなにまずくはない。でも、中国の飛行機の機内食って、一体どれくらいの予算で作っているのだろう? 10~20元くらいか。町中の食堂でそれくらい出せば、もっとマシなものが食えるのに、機内食はどうしてこうなんだろうな。おまけに、ビールも冷えていなかった。

 

ついでに、往路の大阪→北京便で出てきた機内食。

 

Yunnan20080002_800

 

これは、日本の空港で積み込んだ機内食なので、味自体はまともだった。しかし、量が少ない。まるで精進料理である。よほど低予算で注文しているのであろう。他にメインディッシュが出てくるのかと思ったらこれだけだった。ビールはやはり冷えておらず、コップに氷を入れて渡された。ビールに氷を入れて飲めっちゅうんかい。

飛行機は、夜中の12時に関西空港に着陸した。乗客はみんなぐったりしている。最近は税関で荷物を開けられることが多かったが、夜遅くだったからか、今回はフリーパスだった。

空港から大阪市内までは50分ほどかかるが、電車もバスももうない。空港会社が市内までの無料バスを準備してくれた。しかも、バスが着く梅田からのタクシー代まで出してくれる。さすがは我が祖国日本。中国では考えらないサービスである。

バスは深夜の1時に梅田に着き、タクシーを拾って帰宅。朝の5時に昆明のホテルを出て、丸一日移動してきた。さすがに疲れた。飛行機を使っても、中国の旅での移動は疲れる。今朝まで涼しい雲南にいたのに、蒸し暑い大阪に戻ってきた。みんな日本語を話している。いつものことながら、何だか妙な感じである。

 

 

ちょっとだけ北京の旅6

今回のエントリーでは、中国(人)批判を大展開しています。無理に読んでも、今後の人生が豊かになる可能性は皆無なので、嫌な予感のする方は、読まない方がいいかもしれません。

 

北京空港に戻り、預けておいた荷物を取りにいく。預り証を受付の女に渡すと、ブスッとした顔で、ただひと言、

 

「証件」

「…」

 

何だ、このクソ女。「証件を見せてください」と言えんのか!? 中国以外のほとんどの国では、客にこんな態度を取れば、ほぼ確実にクビである。五輪真っ只中の北京、空港の案内も地下鉄の切符売り場も、服務員の対応はものすごく丁寧だった。地下鉄の切符を買ったら、「おつり8元です。謝謝」とまで言われた。北京空港の手荷物預かり所は、法外な料金を取っておいて、この態度。いくら表面を取り繕っても、首都の玄関口ですらこの程度の国である。

 

「何や、この女? 気分悪いのう。ボケ!」

 

と捨てぜりふを吐きながら、パスポートを机の上に放り投げてやった。まるで外貨兌換券時代、20年前の中国にタイムスリップしたような気がする。北京に限らず、一歩町に出れば、ゴミ捨てタン吐き割り込みが横行しているのは相変わらずである。公園のベンチや公衆電話などの公共物が壊されている光景も、毎日のように見かけた。中国人は、「提高素質」という言葉が好きだが、中国人の素質を改善するには、まだまだ気の遠くなるような時間が必要だろう。 

こういうことを言うと、中国人は、「発展途上国だから仕方がない」、「国土が広いから仕方がない」、「人口が多いから仕方がない」と見苦しい言い訳をし、挙句の果てには、「日本にだってマナーの悪い奴はいる」と逆ギレする。服務員の態度の悪さ、ゴミ捨てタン吐き割り込みに、発展途上国も先進国も関係ない。国民1人1人の意識が問題なのである。それに気付かない限り、中国は永遠に発展途上国のままだし、マナーの悪さを外国人から笑われ続けるであろう。

さて、搭乗手続、出国審査、通関を済ませると、あとは飛行機を待つだけである。空港内シャトル列車で、国際線待合室に移動する。シャトル列車を降りても、かなりの距離を歩く。北京空港第3ターミナルは、完成して間もなく、清掃も行き届きピカピカである。しかし、空港内を徒歩で移動する距離がやたら長い。ターミナルの設計に際して利用者の利便性は、ほとんど考慮されていない。外観だけを立派にすればいいという、いかにもこの国らしい発想が具体化した建物である。

この点、大阪の関西空港は、列車やバスを降りてから飛行機に搭乗するまでの移動距離が非常に短い。設計に無駄がない。空港内のサービスや空港職員の応対も良好である(入国審査官と税関職員の態度は中国と同レベルだが)。関空が国際的に高い評価を受けているのは当然だろう。

偉大なる中華人民共和国の顔である北京首都空港の待合室では、空港職員が、制服姿でイスにふんぞりかえってテレビを眺めていた。

 

Yunnan20080454_800

 

中国ならではの光景である。

 

北京の空は、オリンピック開催のための人工消雨、人工降雨による気象操作の影響か暴風雨である。

 

Yunnan20080453_800

 

天候を人間の力で支配しようとするなど、思い上がりもはなはだしい。中国人のように、自然を軽んじる者には、いつか必ず天罰が下るであろう。

案の定、飛行機は悪天候のため3時間遅れである。日本人の乗客は、大騒ぎしている。しかし、ここは中国。しかも、JALやANAの飛行機ではない。偉大なる中国国際航空様の飛行機である。日本の常識など通用しない。騒いでも無駄である。

航空会社からはロクな説明も謝罪もなかったが、簡単な食事(というよりはエサとでもいうべきか)だけは出てきた。

 

Yunnan20080457_800_2

 

イギリスからのトランジットで北京に立ち寄ったという日本人の女の子その他何人かの日本人は、味付け卵に手を付けようとはしない。黒い包装が不気味らしい。

 

「これ、ゆで卵に味をつけたやつです。おいしいですよ」

「食べても大丈夫なんですか?」

「さあ、そこらへんのスーパーで10円くらいで売ってますけど、とりあえず、食べても死ぬことはないと思いますよ」 

 

と中国様を擁護してみるが、無駄だった。言われてみると、たしかに、食指の動かない外観ではある。

カウンターを見ると、偉大なる中国国際航空様の服務員様が、余ったパンやソーセージを客の前で堂々と食べ、ゴミをポイポイ捨てていた。日本でJALやANAの職員がそんなことをすれば、クビになることはないかもしれんが、始末書や叱責は免れないであろう。

3時間の遅延など中国では日常茶飯事だが、何もない待合室ではすることがない。ヒマである。テレビを見ても、中国の選手がオリンピックで活躍する姿を垂れ流すだけである。もう見飽きた。遅れるとは思っていなかったので、日本から持ってきた文庫本はバックパックに入れたまま預けてしまった。

周りを見渡すと、どうやらみんなあきらめモードである。そう、この国ではあきらめが肝心なのである。

 

ちょっとだけ北京の旅5

珍しく定刻に昆明を離陸した飛行機は、3時間のフライトの後、スモッグでかすむ北京に到着した。

 

Yunnan20080426_800

 

飛行機の窓から北京空港周辺を眺めると、ゴルフ場だらけである。ただでさえ環境の悪い北京にゴルフ場を濫造しているのだから、呆れてものが言えない。狂気の沙汰である。ゴルフ場を作る前に、するべきことがいくらでもあるであろう。

日本に帰る飛行機は午後4時半発である。ほんの少しだけ時間がある。空港に荷物を預け、市内に出ることにした。空港の手荷物預かり所でバックパックを預けると、30元も取られた。高すぎる。むちゃくちゃな値段である。ビール1本3元の国で、何で荷物を預けるのに30元も払わんといかんのだ。駅やバスターミナルで荷物を預ければ、数元か、高くても10元程度である。北京に限らず、中国の空港は、異常なまでに物価が高い。これから中国に行く機会のある人は、可能な限り空港内で買い物や飲食をせず、有料の施設を利用するのも控えよう。利用する者がいなくなれば、空港内の異常な物価も改善されるかもしれない。

機場快軌に乗り、再び北京市内へ。

 

Yunnan20080432_800

 

空港に戻るのに要する時間を考えると、市内で使える時間は1時間しかない。北京市内での予定は、昼メシを食べ、お世話になった人に電話をし、北京名物のヨーグルトを食べるというものである。1時間で何とか実行できるだろうか。

しかし、地下鉄東直門駅を出ると、そこはビル街だった。

 

Yunnan20080440_800 Yunnan20080438_800

 

辺りを見渡しても、安い食堂らしきものは見当たらない。仕方ない。少し東に歩いて、路地に入っていく。すると、刀削面屋が見つかった。時間がないので、選択の余地はない。ここに入る。

 

Yunnan20080436_800

 

奥に入ると店はかなり広く、ちょうどお昼時だったこともあり、店内は地元民で一杯である。みんな麺料理や定食を食べながら、昼間からビールを飲んでいる。どこの町でも、地元民でにぎわっている店は安くてうまい。この店もそうだった。

「伝統豆鼓肉沫面」(大碗6元)と雪花ビール(3元)を注文。

 

Yunnan20080435_800

 

この刀削面は、かなりうまかった。今まで中国で食べた刀削面の中でもベストの部類に入る。激辛雲南料理と違い、辣椒が入っていないのもありがたい。ビールもよく冷えていて、うまかった。中国最後の食事は9元で済んだが、大満足である。空港で同じ物を食べると、この10倍はする。

昼メシを済ませ、近くの公用電話から雲南と広東省珠海に電話。2.1元。中国は長距離通話が安い。地下鉄駅近くの店で北京名物の陶器に入ったヨーグルトを発見。やっぱり、これを食べないと北京に来た気がしない。

ここでちょうど1時間が経過。機場快軌で空港に戻る。

 

Yunnan20080443_800 Yunnan20080444_800_2

 

この日の北京は、風が強く、雨も降り、大荒れであった。

 

とりあえず、大理以外の話を書いてしまいたいのだが、この調子じゃなかなか終わらんな。北京の話は、もう少しだけ続く。

 

 

 

 

早朝の昆明空港

昆明空港の朝日。

 

Yunnan20080403_800

 

北京と実質1時間ほどの時差がある昆明の朝は遅い。夏なのに7時になってようやく日が昇る。国土が広い中国で、何でもかんでも北京を中心にするには無理がある。

 

待合室にある給水器。

 

Yunnan20080402_800

 

液体の持込が一切禁止されているので、こういうサービスはありがたい(高い空港使用料を支払っているので、当然という気もするが)。食品テロ対策のためか、タンクの部分は鍵をかけて収納されている。水まで厳戒態勢である。北京空港の給水器も同様だった。今の中国は万事この調子である。国全体がピリピリしている。

 

朝日に照らされてカップラーメンを食べるおばさん。

 

Yunnan20080406_800_2 

 

空港の待合室でカップラーメンを食べ、食べた後の容器をそのまま放ったらかしていくのが中国流空の旅である。乗客が搭乗した後の待合室はゴミの山である。ゴミ箱があるんだから、ゴミはゴミ箱に捨てればいいと思うんだが、この国ではそんな甘っちょろい考えは通用しないらしい。

 

滑走路のすぐそばには住宅街。

 

Yunnan20080412_800 Yunnan20080415_800

 

こんな所に住んでいたら、うるさくて仕方がないだろう。それに、事故が起きれば大惨事間違いなしである。よろずスリル満点の国である。

 

昆明→北京の便で出てきた機内食。

 

Yunnan20080423_800_2

 

この機内食は、それほどまずくはなかった(うまくもなかったが)。朝食としては適当な量である。

 

頭文字K

昆明で泊まった京王酒店。

 

Yunnan20080400_800_2 Yunnan20080396_800 Yunnan20080397_800

 

チェーン店のビジネスホテルのようで、1泊76元。

シャワーを浴びて、大理ビールを飲む。

 

Yunnan20080398_800 

 

大理ではなく昆明で生産している大理ビールのようで、大理で飲む大理ビールほどうまくない。他のビールを買えばよかった。

昆明→北京の飛行機は、朝の8時発である。オリンピック期間中で安全検査が厳しいこともあり、2時間前の6時には空港に着いておきたい。早朝でバスもないことから、タクシーしかない。Zさんによると、空港まではタクシーで20元らしい。

翌朝は、5時起床で5時半にホテルをチェックアウト。ホテルの前で流しのタクシーを拾う。

 

「どこまで?」

「機場」

「乗りな」

 

後部座席には、先客が乗っている。何年かぶりのタクシーの相乗りである。何となく騙されそうな気もするが、まあいい。とりあえず乗り込む。 

 

「何時の飛行機?」

「8時」

「分かった」

 

タクシーは、夜明け前の北京路を南に向かって爆走。100キロ近くの猛スピードでぶっ飛ばしている。赤信号など全て無視である。いくら交通量が少ないとはいえ、さすがに怖い。走り屋のタクシーを拾ってしまったらしい。昆明の空港は市街地から近いので、普通に走ってもさして時間はかからんのだが、何でこんなに飛ばすんだろう。

先客は、昆明火車站で降りて行った。空港まではあと10分ほどだが、やはり猛スピードでぶっ飛ばす。 火車站からは道幅も広くなり、交差点もないので、横からきた車が助手席に突っ込んでくる危険はなくなったが、やはりおっかない。走り屋のタクシーには乗るものではない。

タクシーは、空港前のスロープをタイヤを鳴らしながら登り、何とか死なずに空港に着いた。先客が乗り込んだときに倒したメーターは30元近くを指していたが、運転手が請求してきたのは20元だった。スピード狂だが、ぼったくりをしない点は良心的な運転手であった。

空港ビルに入るにも荷物&身体検査。空港の入口には朝早くにもかかわらず長蛇の列ができている。つい最近テロが起きた町だから仕方がないとはいえ、面倒くさいことこの上ない。

 

午前6時の昆明空港。

 

Yunnan20080401_800   

 

昆明でお呼ばれ

大理を出たバスは夜の7時ちょうどに昆明火車站前の長距離バスターミナルに着いた。小売部にある公用電話からZさんに電話をかける。

 

「あ、Zさん? 今、駅前。これから泊まる場所探して、荷物降ろしてから、そっちに行く。あと1時間くらいかかる」

「泊まるところなら私の家の近くにもあるから、とりあえずこっちに来なさい」

「ん、じゃあ、そうするわ。そっちに着いたらまた電話する」

「はいよ」

 

Zさんは、私が初めて雲南を旅した8年前からの知り合いで、今は、ある国の外国人と結婚して昆明に住んでいる。雲南に来たら、必ず遊びに来るようにと言われていた。こうして誘ってくれる人がいるというのは、実にありがたいことだ。

Zさんの家は、昆明火車站から市バスで30分ほど走った住宅街にある。バスに乗る前に、切り売りのスイカを食べる。

 

Yunnan20080385_800

 

1串1元。甘くてうまかったが、屋台のおばちゃんは、城管の姿を見かけると脱兎のごとく逃げて行った。速い。速すぎる。逃げ足の速さでは、世界最速の男ウサイン・ボルトもかなわないであろう。城管や公安の姿を見かけては逃げ、赤信号の横断歩道も絶妙のフットワークで渡り、街角で揉め事が起きると寸止めなしのリアルファイト。中国の金メダリストは、こうして日々の生活の中で育成されていくのである。世界一のスポーツ大国アメリカといえども、中国の金メダル数を上回る日は未来永劫やってこないであろう。

さて、市バスは、始発だったこともあり、車内は空いていた。

 

Yunnan20080386_800

 

爆破テロ事件があったばかりの昆明の公交車。テロが気にならないといえばウソになる。ただ、車内を見渡しても、とくに変わった様子はない。バスは、目抜き通りの北京路を北上。

 

バス停でバスを待つ昆明ギャル。

 

Yunnan20080388_800

 

怒りながらバスを待っているお姿が、なかなかセクスイーである。

 

そして、バスは、テロ事件が起きた人民路を通過。

 

Yunnan20080391_800

 

事件現場は、この人民路を数キロほど西に行ったところにある。

 

バスを降りると、人民がケンカをしていた。

 

Yunnan20080393_800

 

野次馬だけでなく、警官までが、なぜか遠巻きに眺めている。ケンカの仲裁は、昆明の警官の職務に含まれないらしい。まったくもって不思議な国である。

さて、私は、降りるバス停を間違えるという失態を演じてしまい、Zさんと落ち合うのに苦労したが、何とかZさんとZさんの姪が迎えに来てくれた。Zさん夫妻とZさんの姪、そして私の4人で夕食。雲南の家庭料理にビール、雲南ワイン、さらには松茸まである。まさか松茸が出てくるとは思わなかった。う、うれぴい。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、時計を見ると夜11時。Zさんが予約してくれていた近くのホテルまで送ってもらう。雲南最後の夜は静かに更けていった。やっぱり、雲南は何度来てもいいところである。

 

雲南の家庭料理10

乳餅と火腿を蒸したもの

 

Yunnan20080377_800

 

木瓜と豚肉の炒め物

 

Yunnan20080378_800

 

木瓜は、肉料理によく使われる、少し酸味のある野菜で、独特の食感がある。「木瓜鶏」という料理が大理名物で、これも非常においしい。

 

茄子とピーマンの炒め物

 

Yunnan20080379_800

 

キノコと豚肉の炒め物

 

Yunnan20080380_800

 

今回紹介する雲南の家庭料理は、ひとまず終わりです。どれを食べてもおいしく、まさに真有口福。野菜料理が多かったからか、大理にいる間、体調は非常に良かったです(涼しいという季候的な条件も大きいのでしょうが)。

どうでしょうか、おいしそうな料理はあったでしょうか? ここで紹介したものの他にも、雲南には、たくさんのおいしい料理があります。西南激辛地帯に属する雲南ですが、辛くない料理も多いです。雲南に行く機会のある方は、ぜひいろんな料理にトライしてみてください。

 

雲南の家庭料理9

揚げ乳扇(チーズ)

 

Yunnan20080360_800

 

大理は、中国には珍しく、乳製品を使った食材が多い。中に挟んであるのは豆沙餡。

 

豆腐と野菜の炒め物

 

Yunnan20080361_800

 

名前は忘れたが、タケノコのような食感の野菜と豚肉の炒め物

 

Yunnan20080362_800

 

雲南には、日本で見かけたことのない野菜がたくさんある。野菜の種類は日本よりも多く、おいしい(毒菜の危険はあるが…)。彩りを良くするために赤ピーマンをよく使うのも雲南料理の特徴なのかな。

 

雲南の家庭料理8

にんにくの茎と牛肉の炒め物

 

Yunnan20080273_800

 

とうもろこしと枝豆と赤ピーマンの炒め物

 

Yunnan20080321_800

 

これはレストランで注文したものを撮影したが、雲南の伝統的な家庭料理である。彩りがよく、食欲をそそる。大理ビールにぴったりの料理である。「兩畝地(2ムーの土地)」という不思議な名前がついている。山に囲まれた内陸の雲南は、野菜が豊富なので、野菜を使った料理が多い。

 

茄子の肉詰め揚げ、南瓜と豆の炒め物、豆腐と青菜のスープ、もうひとつは何だったかな? 何かの茎と火腿の炒め物

 

Yunnan20080345_800

 

雲南の家庭料理7

青椒牛肉絲

 

Yunnan20080264_800

 

じゃがいもとピーマンの炒め物

 

Yunnan20080265_800

 

焼きアルスー(もち米で作った麺)

 

Yunnan20080269_800

 

雲南の家庭料理6

大根とミンチ肉のスープ

 

Yunnan20080208_800

 

茄子の肉詰めを蒸したもの

 

Yunnan20080210_800

 

大根のスープ、スペアリブの塩茹で、きゅうりの冷菜

 

Yunnan20080217_800

 

雲南、旅の言葉

今回 、北京・昆明・大理という3都市を回ってきたが、中国語で困ることはほとんどなかった。上海から入ると、地元民の話す言葉が分からず、「あれっ? おれ、こんなに中国語下手だったかなあ」と落ち込むのだが、北京から入国したおかげでそれもない。各都市それぞれになまりはあるが、普通話をきちんと勉強していれば、言葉が分からなくて二進も三進もいかないということはない。大理でお世話になっていたのは、少数民族の白族のお宅だが、コミュニケーションという点での支障はほとんどなかった。

しかし、である。北京はともかく、雲南では、現地人同士の会話は全くわからない。白族の家族同士は白族語を話しているので、何を言っているのかさっぱり分からない。ある日、6人の白族+私の計7人で食事に出かけた。みんな私には普通話で話しかけてくれるんだが、彼ら同士は中国語の大理方言で話している。これもさっぱり分からない。白族6人といっても、出身地が違うと白族語の会話が成り立たないので、白族同士でも大理方言を話しているのである。

また、白族3人+漢族2人+私の計6人で飲みに行ったが、やはり大理方言で話している。何を言っているのか分からん。が、別に間が持たないとか気まずいということはない。場の雰囲気や彼らの表情からは、話していることが何となく想像できる。私に話が振られれば、その時は中国語で応対すればいいだけである。

でも、現地の人が何を言ってるのかは、やっぱり知りたい。買い物をしても、大理方言ではなく普通話を話すと、外地人プライスである。ただ、交通機関のアナウンスやテレビ放送は、全てきれいな普通話だった。田舎町の大理にも、「大理テレビ」という地方局があり、CCTVの洗脳番組のほか、ローカル色豊かな番組やCMを流しているのだが、大理方言や白族語ではなく普通話だった。さすがは中央集権独裁国家。中央政府の言語政策は、首都北京から2000キロ以上離れた大理のような田舎町でも徹底している。

その偉大なる中国政府の言語政策のおかげで、私のように中国語を勉強するガイジンも支障なく雲南を旅することができるわけである。もちろん、雲南なまりは当然あるが、慣れれば何てことはない。ってことで、がんばって中国語を勉強しましょう。

現地にいると、会話や聞き取りの機会にこと欠くことはないが、辞書を引いたり新しい単語を調べたりすることはあまりない(大体、重いから辞書は持ってきていない)。分からない言葉があれば、その場で尋ねて、説明が分からなければ、「ま、いっか」で済ませてしまう。これでは勉強にはならない。日本にいようが中国にいようが、語彙を増やし表現の幅を広げるには、普段の地道な努力以外にはないのである(と反省)。

 

雲南の家庭料理5

キュウリと赤ピーマンの炒め物

 

Yunnan20080200_800

 

糖醋里脊

 

Yunnan20080201_800

 

カレーチャーハン

 

Yunnan20080203_800

 

 

まだまだあります。写真を撮っていない料理もあります。

毎日こんな料理を食べていたら、日本で中華料理を食べるのがバカらしくなります。中国に行く度に、老若男女を問わず料理上手が多いことに感心します。中国で家庭料理をご馳走になって、期待外れだったことはありません(機内食は泣きそうなくらいまずいけど…)。さすがは、民以食為天の国。

しかし、機内食は何であんなにまずいの? 

 

雲南の家庭料理4

トマトと卵の炒め物

 

Yunnan20080182_800

 

ゆでブロッコリーのあんかけ

 

Yunnan20080197_800

 

キャベツ炒め

 

Yunnan20080198_800

 

 

雲南の家庭料理3

ある日の夕食。

 

Yunnan20080164_800

 

じゃがいもの揚げ炒め。

 

Yunnan20080161_800

 

この料理がどうしても食べたくて、日本でも何度か挑戦してみたが、見事に失敗した。今回、作り方を教えてもらい、日本に帰ってから再度挑戦してみると、簡単にできた(まだ改善の余地はあるが)。ビールのアテに最適の料理で、自分でも作れるようになったが、やっぱり雲南で食べる方がうまい。北京ダックやショーロンポーを日本で食べても今ひとつ雰囲気が出ないのと同じことなのだろう。

苦瓜蛋餅(ゴーヤのオムレツ)。

 

Yunnan20080163_800  

 

栄養たっぷりでおいしい。これも簡単にできる。溶き卵にゴーヤを混ぜ、塩コショウで味付けをして、大目の油で炒め揚げ。カニ玉を作る要領。慣れないと、裏返すのが少し難しいかもしれない。

 

雲南の家庭料理2

ある日の昼食。

 

Yunnan20080094_800

 

ピーマンときのこの炒め物、トマトとひき肉の炒め物、もうひとつは何だったかな? たぶん、豆を原料にして作ったかまぼこ状の物を焼いた料理だと思うのだが、忘れた。

 

Yunnan20080151_800

 

豆腐と野菜のごった煮、空心菜の炒め物、豚肉と玉ねぎと赤ピーマンの炒め物。

 

雲南の家庭料理1

今回、大理では宿に泊まらず、知り合いの中国人の家にお世話になり、雲南の家庭料理をこれでもかというくらい食べてきた。代表的なものを紹介しよう。

ある日の夕食。

 

Yunnan20080090_800

 

冬瓜と自家製火腿のスープ、茄子と豚肉の炒め物、枝豆の炒め物、青菜の炒め物。どれもおいしい。中国で外食をすると味精の味でごまかされることが多いが、家庭料理は味精を使わずに作ってくれる。

そして私が市場で買ってきたカオヤー。たしか、1羽16元。香ばしくてうまいんだが、北京ダックと同様にやたら油っこいんだな。

そして、忘れちゃいかんのがこれ。

 

Yunnan20080214_800

 

雲南省にも何種類かの地ビールがあるが、やはり大理ビールが一番うまい。よく冷えたビールが、雲南料理とよく合うんだな。おいしい料理と大理ビールがあれば、何もいりません。

私のために冷蔵庫にビールを常備してくれるんだが、あまりにも申し訳ないので、スーパーで買ってきてストックしておいた。

 

Yunnan20080124_800

 

そこらへんの店で買うと1本3~3.5元だが、スーパーだと2.9元。

しかし、日本のビールって、何であんなに高いんだろうな?

 

いざ雲南へ2

さすがは常春の昆明。エアコンのない部屋でも涼しく、ぐっすり眠った。

朝食を食べにロビーに降りて行くと、フロントの小姐は、「厨師がまだ来ていない」とぬかしやがる。間もなく朝の8時である。朝食込みの値段のくせに、なめとんか。といっても、ここは中国。しかも、田舎町の昆明。腹を立てるだけ無駄である。

ホテルの裏には花卉市場(佳盟花市)があり、食堂がありそうである。Nさんと一緒に朝食を食べに行く。

 

Yunnan20080078_800_2

 

雲南名物米線(3元)。うまい。朝メシを食べると気合が入る。

ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。フロントの小姐に、

 

「昆明駅に行きたいねんけど、市バスの乗り場はどこ?」

 

と尋ねると、

 

「外国人がバスで行くのは無理よ。打的しなさい」

 

と切り捨てられた。

ちっ、ガイジンをなめやがって。おれが、この町に何回来てると思ってるねん。意地でも行ったるわい。

さて、同室のNさんは、空港に戻り、当日券を買って香格里拉(中甸)に飛ぶらしい。Nさんは、広島のチャリダーで、中甸から徳欽、麗江あたりの高地をチャリでツーリングするのが今回の旅の目的だそうだ。礼儀正しく常識的な方だった。旅に出ると、不思議と広島の人と縁がある。

そのNさんともホテルの前で別れ、市バスに乗り昆明駅へ。市バス乗り場は、ホテルのすぐ近くにあった。爆破テロで話題の昆明の市バスだったが、バスは満員。普段と変わった様子は何もなかった。

 

Yunnan20080083_800

 

昆明駅前で、大理行きのバスの客引きについて行き、チケットを買って長距離バス乗り場へ。

 

Yunnan20080085_800

 

ターミナルには、ラオス行きの国際バスも停まっている。 

 

Yunnan20080086_800

 

そう、昆明は、東南アジアの玄関口なのである。

大理行きのバスは間もなく出発し、高速道路を走り、4時間ちょっとで大理の新市街下関に到着。4路の市バスに乗り換えて、大理古城へ。車窓からは、蒼山とアル海の絶景。30分ほどで大理古城着。

 

Yunnan20080146_800

 

青空がまぶしく、山の空気がおいしい。涼しい。やっぱり、大理はええとこや。大理は遠い。でも、来て良かった。

 

 

いざ雲南へ1

北京発昆明行きCA4174は、定刻より1時間遅れ。他の8時発の飛行機は搭乗を開始しているのに、昆明行きだけ「正在登機」の表示なし。

 

Yunnan20080072_800

 

しかも、出てきた機内食が超まずい。泣きたくなるほどまずかった。

 

Yunnan20080076_800

 

中国の国内線の機内食はまずいと相場が決まっているが、その中でも最高レベルのまずさである。しかし、そこはもったいない精神が染み付いている日本人。残さず平らげた。

このハンバーガーのできそこないみたいなのが超激マズで、空姐が余りを配りに来たが、周りの中国人も誰ももらおうとしていなかった。中国は、おいしいものがたくさんあるのに、機内食は何でこんなにまずいんだろう。

3時間のフライトを経て、飛行機は小雨の昆明空港に着陸。

 

Yunnan20080077_800

 

荷物を受け取って到着口を出ると、時計は夜の12時。この日は、朝の5時起きだったので、さすがに眠い。さて、これからどうするか。選択肢としては、

1、空港で夜を明かす

2、タクで昆明駅まで出て、深夜バスに乗り込み大理に移動

3、大人しくホテルに泊まる

くらいだが、1と2は却下。土地勘がないわけではないが、さすがに丸一日移動してきたので疲れている。寝たい。同じ便に乗っていた乗客を見ると、地球の歩き方を読んでいる日本人の男性がいる。一見したところ、ヤバそうな人ではない。常識が通用しそうな人である(ある程度旅慣れると、このへんの嗅覚は鋭敏になる。ほぼ外れはない)。

 

「あの~、日本人ですか?」

「はい、そうです」

「これから、どうされます? ホテルは予約していますか?」

「いや、予約していないんで、空港で寝ようかなと思っていました」

「もし良かったら、一緒にホテル探しませんか? 2人だったら、部屋代も半分で済みますし」

 

ってことで、空港のホテル案内所で近くのホテルを紹介してもらい、車で送ってもらった。

 

Yunnan20080082_800

 

昆明雅苑酒店、1泊200元(1人100元)。三ツ星だそうだが、部屋は大したことはない。同室のNさんと交代でシャワーを浴び、泥のように眠る。

大阪→北京1900キロ、北京→昆明2200キロ、長い1日だった。

 

ちょっとだけ北京の旅4

天安門広場と地下鉄前門駅。

 

Yunnan20080048_800 Yunnan20080047_800

 

時間は夕方6時前。8時発の飛行機なので、そろそろ空港に戻らないとやばい。若干、焦る。

 

Yunnan20080050_800 Yunnan20080049_800

 

2号線の車内と東直門駅。

 

Yunnan20080056_800 Yunnan20080060_800

 

駅のエスカレーター横には「禁止攀登」。

 

Yunnan20080066_800

 

こんなとこ誰が登るねん? いや、何でもありのあの人民たちなら、登りかねんな。 

機場快軌(地下鉄空港線)に再び乗り、30分ほどで空港に戻る。

 

Yunnan20080067_800 Yunnan20080068_800

 

機場快軌は、東直門・三元橋から空港までノンストップで25元。運賃は若干高いかなとも思うが、カーブがなく乗り心地は快適そのもので、何より渋滞を気にせず空港までの時間を計算できる点がいい。上海の空港も、リニアなんかつぶして、さっさと地下鉄を通しなさい。

さて、五輪間近の北京、地下鉄に乗るにも、空港線に乗り換えるにも、空港のビルに入るにも、いちいち荷物&身体検査。今日だけで一体何回荷物検査をしたのだろう。テロ対策で仕方がないとはいえ、面倒くさいことこの上ない。

久しぶりに歩いた北京の町は、とにかく空気が悪く、蒸し暑かった。大気汚染は、ほんとうに深刻である。数時間歩いただけで、気分が悪くなってきた。オリンピックどころか、人間がまともに生活できる環境だとは思えない。北京は、好きな町だけど、これだけ空気が悪いと、ここに住むのは勘弁だな。ほんと、冗談じゃなく早死にします。

さて、焦って空港に戻ったものの、8時発の飛行機は1時間遅れ。中国の飛行機が遅れるのはいつものことだが、遅れるなら遅れるで、もっと早く言ってくれ!

 

ちょっとだけ北京の旅3

大柵欄西街から煤市街を過ぎて、大柵欄へ。

 

Yunnan20080031_800

 

大柵欄西街から琉璃廠にかけては昔の街並みが残っているが、大柵欄は再開発の真っ最中で、古い建物は軒並み壊されていた。前門大街には近づくこともできない。

 

Yunnan20080032_800 Yunnan20080038_800

 

ここは、古い建物が残っているからこそ、往時をしのばせる風情があると思うんだが、間もなく人工的に新しく造られた古い街並みが出現するのであろう。一体、どんなセンスで再開発をしているのだろうか。中国人の考えていることは、全く理解できない。

前門大街の1本西にある珠宝市街(バッタもんを売る店が並ぶ胡散臭い通り)も、閉まっている店が多く、活気はあまりない。

 

Yunnan20080040_800

 

前門大街の入口はこの通りで、もうすぐ見事なテーマパークが出現するのであろう。

 

Yunnan20080041_800

 

前門界隈のかつてのにぎわいを知る者は、中国人や外国人を問わず、がっかりするんじゃないのかな。まあ、再開発を推し進めるお役人や、お役人にワイロを渡しているデベロッパーにしてみりゃ、そんなことはどうでもいいんだろうな。

地下鉄前門駅で、日本人の女の子ともお別れ。彼女は、天安門広場を観光した後、北京に1泊し、明日早朝の飛行機で敦煌に行くらしい。旅好きで楽しい人だった。 国籍年齢等関係なく、いろんな人と知り合えるのが、一人旅の最大の楽しみなのである。

 

ちょっとだけ北京の旅2

とりあえず、中国銀行で3万円のTCを両替し、琉璃廠へ。

 

Yunnan20080021_800

 

そこらへんに座り込んでだべっている兄ちゃんを捕まえて、その女の子が泊まるホテルの予約書を見せて、「Yingtaoxiejie」への道を聞く。

 

「請問一下、『Yingtaoxiejie』ってどう行くの?」

「いや、おれ、英語分かんないんだよ」

「違う、これは英語やない。ピンインや」

「あ、『Yingtaoxiejie』って、櫻桃斜街」のことか。じゃあ、その通りを越えてまっすぐ。しばらくしたら、また誰かに聞いてみればいい」

「謝謝!」

やっぱり、上海と違って、北京の言葉は分かりやすい。

 

琉璃廠を前門の方向に向かって進み、少し入り組んだ路地を入ると、櫻桃斜街そしてお目当ての長宮飯店があった。

 

Yunnan20080025_800 Yunnan20080023_800

 

ドミトリー1泊35元と物価の高い北京では格安で、伝統的な中国風建築で趣もある。西洋人が好きそうな宿である。服務員も愛想がいい。こんど北京に来るときは、ここに泊まるのも悪くないな。

日本人の女の子が住宿登記をしている間、ロビーにある扇風機に当たっていたら、服務員の小姐に、

「日本には扇風機はないの?」

と言われた。扇風機くらいあるわい。あまりに暑いから当たってただけじゃ。

もちろん、服務員の女の子も冗談で聞いてきたのだが、中国語の通じるガイジンというのは、中国人にとっては最適の暇つぶしグッズなのである。 

大柵欄を西に進んだあたりに出て、

 

Yunnan20080026_800

 

そこらへんの食堂で遅い昼メシ。家常豆腐と魚香肉絲にビール。

 

Yunnan20080028_800 Yunnan20080029_800

 

どっちも定番中の定番の中華料理だが、うまかった。一緒にいた日本人の女の子は、結構美女なのだが、豪快に食べ、ビールもガンガン飲む。こういう女の人と一緒に食事をするのは気が楽でいい。

店員は、みんな集まってテレビを食い入るように見ている。

 

Yunnan20080030_800

 

けだるい北京の午後。

街並みは変わっても、この町の人民は、何も変わっとらんわい。

 

ちょっとだけ北京の旅1

ヤフートラベルで、大阪⇔北京⇔昆明で3万6000円という格安のチケット(実際には、何とかサーチャージや諸費用が加算され、6万円台になるんだが…)を見つけたはいいが、

 

「このチケット、北京には昼頃に着くんですが、昆明への便は夜の8時発になりますよ。それでもいいですか?」

「じゃあ、トランジットの時間を使って、ちょっと町に出てみます」

「それがですね、このチケットだと、北京空港から出られないんです」

「えっ、じゃあ、トランジットルームか何かに軟禁されるってことですか?」

「まあ、そういうことですね。だから安いんですよ」

 

旅行会社で以上のように通告され、8時間もの間空港で何をするか考えあぐねながら北京に着いた。

 

Yunnan20080004_800 Yunnan20080008_800

 

しかし、入国審査を終え、トランジットの手続を済ませて荷物を預けると、すぐそばに出口の案内がある。何てことなく空港から脱出できた。旅行会社のおっさんは、何であんなことを言ったのだろう? 国際線のトランジットならともかく、国内線に乗り換えるのに空港内に軟禁される理由などないと思うんだが。

地下鉄空港線の乗り場に行くと、

 

Yunnan20080012_800 Yunnan20080014_800

 

飛行機で隣の席に坐っていた日本人の女の子がいる。琉璃廠近くのホテルを予約しているらしいが、中国は初めてとのこと。私も、前門あたりをぶらぶらするつもりだったので、一緒に町に出ることにした。

この髪の長い女の子がその人。

 

Yunnan20080010_800_2 

 

小柄だが、グラマーで可愛い人でした。

東直門で地下鉄2号線に乗り換え、和平門で下車。

そこには北の将軍様御用達の全聚徳和平門店がそびえ立つ。

 

Yunnan20080017_800  

 

なつかしいなあ、4年ぶりの北京じゃ。とりあえずの予定は、和平門の中国銀行で両替をして、その女の子をホテルまで案内し、昼メシを食って、再開発が進んでいるらしい前門界隈を歩くことである。

 

雲南の蘭売り

街角で見かけた蘭売りの画像を出しておきます。画像は縮小せずにそのままのサイズにしておきます。

昆明の花卉市場にて。

 

Yunnan20080081 Yunnan20080080

 

大理古城の復興路にて。

 

Yunnan20080114 Yunnan20080115

 

Yunnan20080116 Yunnan20080117

 

Yunnan20080118 Yunnan20080119

 

Yunnan20080120 Yunnan20080343

 

Yunnan20080344 Yunnan20080152

 

                   ↑

このおっちゃんは、何やら蘭関係の本を熱心に読んでいました。

ついでに、花売りの画像も。

 

Yunnan20080138 Yunnan20080139

 

さらに、北京空港に飾ってあった蘭の花。

 

Yunnan20080447 Yunnan20080448

Yunnan20080449

 

蘭関係の画像は以上です。私は全くの門外漢なので、花の真贋や価値の有無については、さっぱり分かりません。蘭らしき植物を見かけたら、とりあえず写真を撮っておきました。もし必要があれば、画像の転載等どうぞご自由に。

 

北京やらせオリンピック

北京五輪開催直前と五輪真っ只中の北京の町を少しだけ歩いてきた。開幕式の夜は、大理で再会した日本人の友人と大理ビールを飲んで、雲南料理を食っていた。開幕式は、各国選手団入場の模様をテレビでちらっと見ただけである。

北京の町はさすがに五輪一色。

 

Yunnan20080064_800 Yunnan20080069_800

 

空港や地下鉄の駅をはじめとして、お揃いのユニフォームを着た「ボランティア」が、私のようなガイジンや地方から出てきたイナカもんの案内をしている。

 

Yunnan20080053_800 Yunnan20080062_800

 

空港では市内地図や観戦ガイドブックを免費でくれるし、雨の日にはビニール製の雨合羽まで免費でくれた。はっきり言って、とてもあの中国とは思えない。不気味ですらある。

市内を歩き、地下鉄に乗ってみると、街角は五輪ムードで華やかだが、

 

Yunnan20080441_800 Yunnan20080437_800

 

北京の市民には浮かれた表情はないような気がした。地下鉄に乗るにも荷物検査、空港に入るにも荷物検査、町中は警官だらけ、小汚い屋台は姿を消し、地下道で二胡を弾いている物乞いや大道芸をやっている子どもの姿もない。

当の北京市民にしてみりゃ、五輪なんて迷惑以外の何物でもないのかもしれない。CGの花火に口パク、パチもん少数民族など、やらせだらけの開幕式同様に、北京の町にあふれる大量の「ボランティア」や華やかな装飾の一体どこまでが本当なのだろうか? 中国のテレビを見ていても、ネガティブな情報は一切流れないので、ウェブで産経新聞を読むのがありがたかった。

ちなみに、私のいた大理古城は、さすがに開幕式の夜だけは、人通りもほとんどなく、商店も早仕舞いし、通りは閑散としていた。しかし、翌日からは五輪ムードはほとんどなし。おそらく、中国の町は、どこでもそんな感じじゃないだろうか。

まあ、天安門事件のほんの少し前に北京を初めて訪れた私が、偉大なる北京五輪の開幕式当日に中国に滞在し、五輪開幕と前後して北京の町を歩いてきたというのは、これも何かの縁なのかもしれない。

開催国とIOCにいくら問題があろうとも、参加している選手にはとりあえず罪はない(中国という国がどんな国なのかについて、少しは思いを馳せていただきたいとは思うが…)。せめて、全力を尽くして、見る者を感動させてくださいませ。

 

スモッグにかすむ五輪間近の北京

正午過ぎの北京首都空港。

 

Yunnan20080003_512

 

スモッグがひどくて、ターミナルのビルがかすんで見えない。日本から来た乗客は、大気汚染のひどさに驚いていた。

空港近くの緑地。

 

Yunnan20080015_512

 

前門付近から見た天安門広場。

 

Yunnan20080045_512

 

中国の当局者曰く、「北京の空気が悪いように見えるのは、カメラマンの腕が悪いからだ」そうだが、どんな腕のいいカメラマンでも、スモッグにかすむ北京の町で青空を写すことはできないだろう。

久々に訪れた北京だったが、大気汚染がここまでひどいとは想像できなかった。オリンピックはおろか、人間が生活できる環境だとはとても思えない。

 

残暑お見舞い申し上げます

全然更新していなかったのに、アクセスしていただいてありがとうございます。そんな奇特なみなさんに空姐の画像でも。 

 

昆明→北京の中国国際航空の空姐。

 

Yunnan20080424_512

 

ちょっと化粧が濃いか? 

 

澳門航空の空姐(北京空港内のシャトル列車にて)。

 

Yunnan20080451_512

 

制服を着た乗務員が乗客を立たせて自分が坐るなんて、日本では考えられないんだが、そこは中国(マカオも、そのへんはやっぱり中国)。

どうですか? やっぱり好きでしょ、中国空姐。

 

高原の夏

日本は暑いでしょうか?

え~と、北京経由で雲南に涼みにやってきました。今、大理です。涼しくて、からっとして、チョー快適です。高原の空気がおいしいです。

トランジットの時間を使って、できたばかりの地下鉄空港線に乗り、北京の町をぶらっとしてきました。はっきり言って、大気汚染はめちゃくちゃ深刻です。500メートル先がスモッグでかすんで見えません。前門のあたりから、天安門広場を眺めても、天安門の姿が見えません。こんな空気の悪いところでオリンピックなど自殺行‥(以下、偉大なる和諧社会実現のため自粛)。

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »